“自称勇者の冒険~5話目~”

~前回までのあらすじ~

俺だよオレオレ!俺勇者!

強い武器を買う為に近くの草原で 魔物を倒してお金稼ぎプラス レベルアップをした俺勇者は Lv.4まで成長したッ!!

しかし運悪く毒の沼に踏み込んで しまった俺は……

なんという事でしょう……。 毒のダメージで全滅してしまった!

……

勇者 (ここは…どこだ…)

勇者 (俺は……死んだのか…?)

魔法使い 「………ねえ」

勇者 (くっ…所持金が半分にッ…!  これじゃあ強い武器がッ…!  買えないぞッ……!!)

魔法使い 「……ちょっと」

勇者 (薬草を買っておけばッ…!  大特価10円の薬草をッ……!)

魔法使い 「…………」

魔法使いはミラメを唱えた!

勇者 「熱ッ!?」

魔法使い 「あ、起きたわね」

勇者 「ん!?  こ、ここは……!?  それに君は一体……誰!?」

魔法使い 「私は魔法使いよ。  毒の沼で倒れてたあなたを  ここまで運んで来たの」

魔法使い 「……で、あなたは?  名前は何て言うの?」

勇者 「ふっ…よくぞ聞いてくれた…」

勇者 「俺の名前は勇者……ッ!  いずれ世界を救う男……ッ!  俺の名前は勇者だよッ……!」

勇者 (大事な事なので2回言いました)

魔法使い 「……はあ?勇者?」

魔法使い 「薬草も持たずに毒の沼に入るのが  勇者だって言うの?」

勇者 「はい」

魔法使い 「………まあいいわ。  ところであなた、少し私の仕事を  手伝ってくれないかしら」

魔法使い 「勇者のあなたにも出来る  簡単な仕事よ」

魔法使い 「……嫌とは言わせないわ」

勇者 「いいえ」

魔法使い 「………」

魔法使い 「…もう一度言うわね。  私の仕事を手伝ってくれない?  誰でも出来る簡単な仕事よ」

勇者 「いいえ」

魔法使い 「…………」

勇者 「…………」

魔法使い 「炎の山のマグマに  放り込んでも  良いんだけどなぁ…」

勇者 「その仕事…手伝います!!」

魔法使い 「………分かれば良いのよ」

勇者 「…で、何を手伝えば?」

魔法使い 「それはこれから説明するわ。  ……と、来たようね」

ガチャッ。

賢者 「お待たせしました~。  あ、この方起きたんですね~」

賢者 「私は賢者です~。  よろしくお願いしますね~」

勇者 「あ、どうも勇者です」

魔法使い 「賢者も来たし、説明するわね」

魔法使い 「この町の裏に、  とあるダンジョンが  あるんだけど……」

魔法使い 「そのダンジョンの最下層にある  伝説のお宝を持ち帰ってくる…  というだけの簡単な仕事よ」

勇者 「ほほう……お宝となッ!」

魔法使い 「まあ詳しくは現地に着いてから  話す事にするわ」

賢者 「頑張りましょうね~」

勇者 「はいッ!頑張りますッ!」

魔法使い 「……………」

勇者 「さあ、早く行きましょう!  そのダンジョンとやらに!」

魔法使い (……この勇者……  何で私の時と賢者の時で  態度が違うのかしら……)

魔法使い 「まあ……別にいいわ。  薬草は多めに持っていく事ね!」

勇者 「その件なんだがッ……!」

魔法使い 「…まだ何かあるの?」

勇者 「お金使いたくないんで……  薬草を代わりに買って下さい…  お願いしますッ……!!」

魔法使い 「自分で買いなさいッ!!  薬草なんて1つ2つ持ってれば  充分足りるわッ!!」

勇者 「……へい」

こうして、俺達は…… ダンジョンへと向かう事に なったのであった……。

俺は……勇者王になるッ!!

つづく……。

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Posted at 2012/07/15 14:13 Viewed 23 times

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そうだ、冒険に行こう。

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