理沙「ふぅ・・・そろそろ夕飯かなー」
理沙「きょ~うの夕飯はな~んだろな~♪」
理沙「ママー!夕飯なにー?」
理久「ふっ・・・これだから姉さんは妹なのだ(ボソッ」
理沙「何か言った?」
母「どうかしたの?」
理久「いや、なんでもないよ母さん」
理沙「・・・きもっ(ボソッ)」
理久「姉さん、何か言った?」
理沙「別に何も言ってないよりくぅ」
理沙「(これはきもいってかむしろ怖いなぁ)」
理沙「(そういえばいつからこいつはあたしのことを妹扱いするようになったんだっけ?)」
母「はい、今夜はホルモンの梅しそ和えよ」
理久「え?」
理沙「え?」
母「え?」
三人「・・・」
父「おっ!今日の夕飯はオムライスか。母さんのオムライスは絶品だもんなぁ」
母「もう、お父さんったらほめても何も出ないわよ~」
父「うぅ、ビールの一本くらい出ないか・・・?」
母「出ないわよ。オムライスさえね」
父「えぇ!?」
理沙「さすがにホルモンの梅しそ和えはないかぁ。また創作料理が変な方向いっちゃったかと思って焦ったよ」
理久「以前出た『アロエのてりやき』、あれはきっと暗黒物質が姿を変えたものだ」
理沙「あれは本当にひどかったよね…」
母「で、さっきの話だけど、」
母「あれ、明日の朝ごはんね」
理久「ごちそうさまー!」
理沙「やっぱりママのオムライスは最高だよ!」
理沙「じゃあ私は部屋で勉強するから」
父「家族団らんしてかないのか?」
理沙「あぁ・・・うん、終わってない課題があるからさ。っていうか家族団らんしてく、って何よ」
理久「僕も部屋にもどるよ」
父「おう。」
理沙「(理久には何も言わないんだ)」
理沙「あの課題今日中に終わるかなぁ」
てくてく・・・てくてく・・・
理沙「だいたい、期限短すぎるのよ。もっと生徒のことを思いやるべきだよ」
てくてく・・・てくてく・・・
理沙「まぁ、先生だって忙しいんだろうしこんなこと言っても仕方ないよなぁ」
ガチャッ
理沙「・・・」
理久「・・・」
バタンッ
理沙「何?」
理久「すこs
理沙「やだ」
理久「すこし俺の部屋に寄ってくれないか」
理沙「5分以内に終わるんなら別にいいけど」
理久「(最初の否定はなんだったのだ…まぁいいか)」
理久「では我が城へ案内するとしよう」
理久「これから目に飛び込む風景に驚いて腰を抜かしたとしても俺が手厚く介抱してやるから安心しろ」
理沙「指一本でも触れようもんならその指先から骨を砕いてやるから安心しろっ」