小説・作品を作るにあたり! 大切なことを思いつくまま!
書いてみる。 第5弾・・・。
前回のお題の続き・後編になるよ! 「知らんわボケ」って人は、ぜひとも前回の前半編を先に見てねー。
あと、今回も長~くなっちゃうの。 ご勘弁ね。
お題は『botさん』のコメより。 【表面上の設定と実際の描写との違い】について・・・。
前回は「表面的な設定」とはなにか? っていうお話だったね!
今回は「実際の描写」とはなにか? っていうお話と~。
お題の通り、 両者の「違い」について 説明する・・・。
とりあえず前回の復習をしようか。 っていうか、まとめだね!
「表面的な設定」とは? そのキャラや世界観を構成する要素であり説明だが、 言い切って終わりという、一方的で単発的な情報。「だからどうなるの?」とは続かない。 プロット段階で書き出した、箇条書きの設定みたいなもの。
これを踏まえたうえで、 後半に入ろうね。
ではでは、 「実際の描写」とは何か?
これを理解するのはそんなに難しくないと思うんだ。 少しでも小説(お話)を書いたことがある人ならなおさら、ね。
そう言われても 分からないものは分からない・・・。
じゃあ言葉を付け足してみるね。 「実際に作品として書く時の描写」 ・・・これならどうかな?
うーん・・・。
ピンとこない?
・・・なんとなく、分かる気はする。
じゃあ例を出して説明してみようか。
表面上の設定と実際の描写との 「違い」についても説明出来るし。
前回、適当に思いついた設定を あげてみたヒロインがいたよね? どんな娘だったっけ。
ショートカット・眼鏡・クラスメイト・いつも教室の隅で読書をしている・おっとりで少々天然ボケ
はい、ありがと。
では質問だよ。 いま並べてくれた設定たちは?
「表面上の設定」・・・?
えぐざくとりぃ~。 その通りっ。
なぜ英語を混ぜたし。
これらはまだ箇条書きの設定で、 そのまま説明されても「だからどうなの?」っていうものだよね。
実際の描写っていうのは、 これらキャラクターを構成している箇条書きの設定たち・・・ 「だからどうなるの?」っていう疑問に、作品内で答えを示していく作業なんだよ。
・・・言葉で説明されても難しい。
そうだね。言葉を羅列するだけだと、まるで哲学の分野だね。 (筆者はアホです)
ではさっき並べた「ヒロインの特徴」を使って、実践してみようか。
先ほどのヒロインと、その作品の作者になったつもりで考えてみてね。
「ヒロインの髪型はショートカット」 では、具体的に どんなショートカット?
えっと、どんな・・・。
一口にショートカットと言っても、 髪色から内巻きか外ハネか 長さはとか、色々あるでしょ?
あ、なんでもいいよ? とりあえず思いつきで。
じゃあ、黒髪の内巻きショート。 長さは肩の少し上まで。
じゃあ次ね。 「ヒロインは眼鏡着用」 これは伊達眼鏡?
Noで。
ってことは視力が悪いんだね。 常時着用している ってことでいいかな。
あ、眼鏡自体の特徴なんかも 思いつくならどうぞ。
じゃあ、 青いフレームのシンプルなやつ。
はい。髪型と眼鏡について、 最初の設定より少し詳しくなったね。
でも、これだとまだ 「表面上の設定」なんだよね。
ここから 「実際の描写」に?
実践だから、 やってみま~す。
主人公からの視点で ヒロインを見ていると思ってね。
では「表面上の設定」 →「実際の描写」・・・どうぞ。
視界の端に映ったその少女に、 いつのまにか僕の視線は釘付けになった。
花のつぼみのようにゆるやかで優しげ、内側へと流れるような曲線を描く黒のショートカット。
細く、色白い指で押し上げた青いフレームの眼鏡は外からの光を反射し、その奥にある両の瞳を隠してしまっている。
彼女は教室の隅、自分の机でただ黙々と読書に勤しんでいた。
それは今この場でだけではなく、彼女はいつもそうなのだ。
しかしこうして見るだけなら「知的で気難しそうな優等生」といった感じなのだが、 実際に会話をしたりして深く関わってみると意外や意外。
わりとおっとりとしていて……言い方は悪いかもしれないが、少々天然ボケなところもあったりするからこれがまた面白い。
そしてそんな一面も彼女の魅力だったりする。
・・・ぷっはぁー。 ちょっと長かったかな。
お疲れさまでした。
ど、どうだったかな。 あっ、さっきの例文そのものへの感想はノーサンキューだからね?
表現の善し悪しはどうあれ・・・ とりあえず、小説の形にはなっていたと思う。
ありがとーだよっ。
で、 とりあえず「実際の描写」とはどういうものかっていう事と、 「表面上の設定」との 『違い』については、 なんとなく理解してもらえたかな?
「表面上の設定」を詳しく説明。 実際に作品内で描写する時の表現ってこと・・・?
まぁだいたいそんなカンジかな?
「表面上の設定」っていうのは カタログスペックみたいなものでね。
この車にはこういうエンジンが積まれていて、ホイールはこれでボディーは何色。こういう機能があります・・・って説明されてもさ、
実際に乗ってみて、走った時の感覚、外から見たときに周囲の人間が抱いた感想とかまではわからないでしょ?
表面上の設定だけでは、 そこまで表現出来ない・・・。
このキャラは こういう要素を持っている (表面上の設定)
ではそのキャラを 本文中でどのように表現するか (実際の描写)
これが両者の 「違い」かな?
特に「実際の描写」では、 ○○な要素を持ったキャラが○○な状況でどんな反応をするか。
どんな感情を抱いて、 どんな行動をするのか。
また、それを見た主人公含む他キャラがそのキャラについてどう感じるか?
などなど、そのキャラを中心とした 「周囲の反応」と、
それによって生じる 「周囲への影響」まで考えて 描写しなきゃいけなくなってくるんだよね。
なんだか面倒・・・。
慣れてないとそうなるよねぇ。
でもでも、この作業は小説とか作品を描いていくうえで避けては通れない関門みたいなモノだし・・・
作者の描写力・表現力が試されると共に、ただの設定から「魅力」へと昇華させるチャンスでもあるんだよっ。
・・・チャンス?
他の作品・キャラと似たような設定になってしまったり、 企画物とかで同じ設定を使って書く機会があったとして、だ。
丸パクリでもしないかぎり、たとえ同じ設定や要素を使ったとしても作者ごとに世界観とキャラクターの表現・描写は微妙に、もしくは全然違ってくるものなんだよ。
そこで他の作者とおのずと違ってくる 「表現・描写」の手法。
これが作者ごとの 「個性」になるわけなんだよね。 そしてそれは「強み」にもなる。
「個性」と「強み」・・・か。
ここであまり詳しくは語らないけど、 たとえ同じ題材・設定を使ったとしても・・・
「実際の描写」でどのように「表面上の設定」を表現するかによって、 それらが魅力的になるか、それともマイナスポイントになってしまうかが決まるの。
まさに「作者の腕」の見せ所だねっ。
筆者も日々精進したいと願いながら、いつも血を吐きかねない勢いで自分の腕に絶望してるよ!
濡らした枕は数知れず・・・。
でも、 「この設定を本文中でどう表現するか?」とか。
「どう描写したら、読者に共感してもらえるか?魅力的に感じて貰えるか」って悩むのも、 小説・作品を作る時の苦しみでもあり、楽しみでもあるからね。
だからガンガン悩もう! その分だけその作品には愛情が募り、結果的に魅力的な作品になる!
「少年よ悩みを抱け」
それはちょっと違うZO♪
長くなっちゃったけど、 今回のまとめに入ろうか。
「実際の描写」とは? キャラや世界観を構成している箇条書きの設定たちを詳しく説明、
実際に作品内で描写する時の表現のこと。
「このキャラは○○である」←これを本文中で説明し、同時に周囲がそれをどのように感じているか、 それがどのような影響を与えるか・・・まで考えて表現を練り、それを描写する。
まとめると以上かな?
まとめたつもりだけど、 ひょっとすると 分かりづらいかもしれない・・・。
「A=1だ」っていう風に、スパっと言い切れる題材じゃないからねぇ。
まぁ英単語の意味とか地理の地図みたいに、言葉を暗記するのでなく・・・これらは書いていくにあたって感覚とか経験として覚えていくものだからさ。
なんとなく 「こういうことなのかな?」って 思ってもらえればいいかな。
「表面上の設定」と「実際の描写」はこんなに違うし、良くも悪くもいくらでも変えられるよ・・・ってね。
これでお題への説明と解説は、 とりあえず完了だねっ。
また長くなってしまった・・・。
ごめんなさ~い。 反省してます。
そして前回とちょっと予定が変わってしまったこともお詫びしておきます。
「キャラをシーン(場面)で魅せるには?」の説明が出来なかった・・・。
尺と制作時間の都合でね・・・。 お恥ずかしいかぎりですヨ。
なので申し訳ないですが 「キャラをシーン(場面)で魅せるには?」というお題は、次回にしたいと思います。
そのまんまなお題になるかは分かりませんが、 よろしければまた見てくださーい。
お別れ前に、もうひとつ告知・・・。
そう。 いつもこんな動画に コメント・再生・( ・∀・) イイネ! をしてくださっている皆様。
ありがとうございます。 本当に感謝しています。
残念ながら尺の都合でここではコメ返しが出来ておりませんが、全て読ませていただいてます。
しかしいつの間にか 本シリーズも もう第5弾・・・。
そろそろだろうということで、 「コメントへのお返事」のためだけに1本の新作を作ることにしました!
第6段と、インタビュー・・・ どちらが先になるかは分かりませんが、どちらも作りますので。
両方よろしくお願いしたい・・・。
ご意見・ご質問はいつでもお気軽に!
「次はこんなお題で」という コメントも大歓迎・・・。
ではでは今回はこんなところで。
長くなってしまったのに、最後まで見てもらって感謝。 そしてお疲れさまでした・・・。
お相手はいつもの あたしたち2人でした~。
よろしければまた次回・・・。
まったね~。
お疲れ様でした。
おしまい。