おい聞いてんのか!
聞いてんのかって!返事しろ!
な、なんだよ!やんのか!?
うわあ怒った!!
ふふ…困ったお嬢さんだね
うっ……鈴木…!!
君には、生徒会長の座を降りてもらうよ、田中さん……
な、なんだと!
生徒会長になるのは、彼だよ
その通り、この俺だよ。この峰様だ
峰……貴様ぁ!!
俺が生徒会長になって、この世界を乗っ取るぜぇ!
くっ……そうはさせるか……!
待ってください!
!?
!?
はあ…はあ…体育館裏って……ここですか……
!!お前は!?
太郎君!?
聞きましたよ、峰さん、鈴木さん
ちっ
僕が言いたいことは、ひとつだけです。
この学校の生徒会長になったところで、この世界を乗っ取ることなんて出来ませんよ
ってことです。 どんな権力ですか
……
しかし、僕なら出来る
!?
この僕の手にかかれば、誰だって出来る。竜太君だってね
……さっき超簡単な算数しか解いて無かったのに
ああ、この峰竜太様にだって出来るのさ。 鈴木がいればな
君は他人を見た目で判断するのかい?
僕の能力があれば、この世界なんて簡単に手に入るのさ。 僕は彼をプロデュースするんだ。
(……困ったな)
あの、あまりこの手は使いたくなかったのですが……
?
その時、太郎の体が闇に包まれた……!!
ははははは
!?
!?
!?
でんちゅうさん、僕の後ろに来てください。
な、なんだこの熊は!? 太郎君は!?
……忘れてましたけど、僕は太郎じゃなくて佐藤です。
い、一体何なんだ!?
僕こそが………
こ の 世 界 の 支 配 者 で す 。
!?な、んだと……!?
太郎君……!!
だから言ったでしょう? 生徒会長如きに、世界を乗っ取ることは出来ない、と。
あ……あぁあぁあ……あああああぁぁぁ………
この紅に染まりし眼(まなこ)から、破壊光線だって出ますよ。
逃げるなら今です。
うわあああああ!!
ダダダダッ