“安価は関係ないが世界救うⅣ 急”

前回のあらすじ

次のエリアに進む途中、 関所近隣で盗賊団に遭った勇者一行

幸い、盗賊たちを やっつけて相手は残り一人になった

そこに…!

なんか変なのが現れた。

なんか経験値とかを 求めてなんか荒れ狂ってる なんか変な『魔女』だった。

クリリン(経験値カモ) を殺されて魔女は怒った。

すごく痛々しい技名を叫んで 勇者たちを襲うのだった。 ちなみに性的な意味の襲うではない

スキル! ハイボルテック・カノーテス  『超電撃閃光の衝撃砲』  !!

なっ…!?

青白い閃光がバチバチと音を立て、 電撃は『魔女』の片手から迸る。

その刹那、 閃光は緋色に変わり まさしく光の速さで勇者に迫る…!

まずいッ! 勇者、避けろ!!

…………

勇者は『魔女』を睨み、 無言で立ち尽くした。

スキル!   シストルム・シャープ 『黄金楽器#癒しの音色』  !!

勇者が大剣を即座に振り、 #記号にも似たスクエアを 剣の軌跡が描く。

電撃が勇者に到達すると同時に 軌跡は淡い光りを放ち、 電撃を打ち消した。

そ、そんな……!?

私の必殺スキルが……

たっ、たがが中級防御スキルに 打ち破られるなんて……

(……勇者が併せ持つ  天性の魔力と剣技が  これを可能にしたか……)

(技量だけで  上級防御スキルに匹敵するまで  底上げしてやがるんだ……)

………

私のターンだ

言うが速いか、 勇者は『魔女』の懐に駆ける

いやあぁっ!! スペリオル・アイギス 『上級聖魔の神鎧』  !!

『魔女』は最上位の防御スキルで 防壁を張るが……

喰らいやがれ魔女! ベガルタ・リーチ 『小怒の凶刃』 っ!!!

本来は、たとえ勇者の剣技でも 破壊できない防壁だったが、

ブリューネルソードの剣先が 防壁に触れた途端、 防壁は積み木崩しのように崩壊した

そ、そんなぁ!

『魔女』がふと勇者の ステータスバー、 そのアビリティ欄を見ると…

い、イージスブレイク    『盾破壊』     !?

うそ、嘘ぉ!!!

刃がとうとう『魔女』の首筋に…

触れ、なかった

えっ!?

……無闇に女の子を 殺すのはごめんだ。

そんなことしてみろ、 夢慈ちゃんのマウスパッドに 顔向け出来ねぇだろjk

………

どうもすいませんでした!!!

『魔女』は土下座して謝罪した。

……諦めたらそこで試合終了だぜ? 私たちのパーティに来いよ。

えぇっ!?

ん?だってコイツ 上級魔法使えるし、 RPGに魔法使いジョブは必須だろ。

…た、確かに冒険には  ソーサラー 『上級虹魔導士』が必要だな……

い、いいんですかぁ!?

ふぉっふぉっふぉ、 面をあげよ

ありがとうございます!

ちなみに私ィ、 魔王の親戚なんですぅ

え?なんだって?

だからぁ、 私、魔王の親戚、 もっと言えば三代目勇者と 戦った魔王の子孫なんですぅ!

ま、いっか!!

そんなこんなで 魔王の血を継ぐ魔女、 メーディアがパーティに加入した。

メーディアの武器

メーディア・ルーンスタッフ 『災禍魔女の五芒星錫杖』

この武器は いかなる魔法も使いこなす 魔王の血族しか使えない 最上位装備品だ。

………ここか、伝説の インゴット 『輝晶金属』がある山は。

ああ、そうだ、さすがにもう、 俺たちの装備では限界が来ている。

言う通り

勇者のブリューネルソードは 耐久値があと10にまで擦り減り 攻撃力も落ちている。

クロードの クロマイト・リディルは

元あった金属質な輝きはなくなり、 切れ味が落ち始めている。

魔女、メーディアの装備だけが 最上位装備品という状況だ。

それを打破するためにこうして 武器の素材となるインゴットを 取りに来ているのである。

山にこんなデカイ洞窟が空いてて…大丈夫なのか?

HAHAHA-!! 何を怖いことを言っているんだい。 大丈夫に決まってんだろざけんな。

おいおい、お前まで ブルッちゃってるじゃねぇかよ…

洞窟を突き進んでいく……

! 鎧武者Lv47 が現れた

げ、出たなモンスター!

クワァァーー!!

鎧武者の斬撃攻撃! 勇者は132のダメージを受けた!

私の体力は1000オーバーだぜ? 痛くも痒くもないわ!

勇者の袈裟切り! 鎧武者は281のダメージを受けた! 『盾破壊』で鎧が破壊された!

クワワァッ!!

鎧武者のスキル! 『連続攻撃』! 勇者は591のダメージを受けた!

オウフ……

薙ぎ払え雑魚がァ!!!

勇者の攻撃! クリティカルヒット! テクニカルヒット! 鎧武者は倒れた。

……ふぅ、 これだから道中の雑魚は。 ボスと美少女以外はスッ込んでろ。

勇者様! ヒールポーションです!

ポワァン…! 勇者の体力が1038に全回復した。

んー…なんか雑魚のレベルも 上がってきてるなぁ…

次の戦いは任せてください!

ゴミの処理をしてあげますからッ!

(コイツは敵に回したくない。  二度と戦いたくねぇ…)

う、うわぁぁ!!!

ん?なんか悲鳴が……

ほかの冒険者でしょうか? 行ってみましょう!

ケロロロっ!

ま、待って!待ってください! いや、本当マジで!

ケロロローン!

ぎゃああ!! 麻痺した!なんでソロの時に 限って麻痺しか使わない敵が…!!

ベガルタ・リーチ 『小怒の凶刃』 !

ギュペェッ…!

キラーフロッグは倒れた

ほら、大丈夫か?

あ、ありがとう……

君は随分強いんだね……ん?

その大剣、 えらく耐久値が落ちてるねぇ……

あぁ…装備が調達できなくて…

僕が研磨してあげようか?

えっ!?

これでも僕は ステラ・スミス 『星鎚の鍛冶屋』 なんだよ?

す、ステラ・スミス!?

星が生み出せし神剣、 エクスキャリバァーンを鍛えた、 あのステラ・スミス!?

いかにも。

僕に掛かればどんなに 質の悪い金属でも、風化した剣でも 上級装備クラスまで 鍛えることができる。

勇者、丁度いい。 このスミスに頼んで 武器を強化して貰えば……

駄目だ!

私たちは魔王も瞬殺できる カンストクラスの 武器にしか興味はない!

スミス!

…何かな?

一番良い奴を頼む。

そんな装備で大丈夫か?

大丈夫じゃない。

インゴットを取ってくるから、 外で待っていてくれ。

……いや、僕も行くよ。

……悪いが、 アンタの強さじゃ負けるぞ?

心配はいらないよ。

僕は鎚を振るうものとして、 戦闘でもこの メイク・メイス 『創造鎚』 を使う。

この武器は特殊でね。 今まで数々のインゴットを 叩いて来たからインゴットを 纏っているんだ。

すなわち、上級装備クラスの、 それ以上の武器だ。

なら、いい。 ただし麻痺には気をつけろよ。

大丈夫だ、問題ない。

綻 に続く

急 終わり

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Posted at 2013/04/16 21:09 Viewed 26 times

From Author

この厨二パワー。誠に痛々しい限りでござる。もう滾りまくりですよw

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