リノ様:「あら、いらっしゃい。珍しいわね、こんなところに」
「ふんふん、なるほど……それは大変だったわね…」
「分かったわ。直ぐに何とかするから、安心して!」
「困ったことがあれば何でも言ってほしいわ。私だってドレーン家にに何かできるだろうし……」
「だって、私は恩を返したいもの……ドレーン家に……いえ、ケントさんに……」
「そんなので練習せず、直接言ったらどうですかー?」
「?!」
ユウヒ:「あ、よいしょと…はい、おなじみユウヒさんですよー、箱に隠れていました」
「な、な、なっ……?!」
「そいでもって……よいしょと」
ケント:「あ、あはは……こ、こんにちは、お邪魔してすみません……」
「な、なん……?!ユ、ユウヒさん、どうやって隠れていたんですか2匹も…?!」
「ドレーンの機密事項です。それはともかくとして、本人の前で言えばいいじゃないですかー、ほれ」
「そ、そんなことできますか…じゃなくて、不言実行こそ武士よ!」
「『まあ、素直じゃないですねえ、照れる必要なんてないですのに…』」
「って、腹話術もどきで僕に何を言わせているんですかあ、お義姉様!」
「きにすりゅな! …あれ、リノさんは?」
「……あんなふうに、真っ直ぐに物を言えればいいのだけど……」
「(木からひょこっと生えてきて)きっといつかは言えますよー、ええ」
「い、いったいユウヒさんはどこまで追ってくるのよおおお!」
「と、とまあ、こんな感じで時にハーレムものにちかいこともありますが、よ、よろしければとくるりをお読みいただければ…」
「気が向かれたら、またお読みくだされば幸いですよ、あいー」