『自称勇者の冒険~10話目~』

~前回までのあらすじ~

最下層についた俺、勇者は 魔王の部下ウサデスと戦い、 見事この手に勝利を掴む!

だがウサデスは息絶える直前、 言い放った一言が俺に突き刺さる。

俺は本当に“勇者”でいいのか…?

………

……

宿屋 「昨日はお楽しみでしたね」

勇者 「いきなり何言ってんの…  この人……!?」

宿屋 「え?違うんですか?」

勇者 「断じて違うッ!  大体別部屋だしなッ!」

宿屋 「………」

宿屋 「またお越し下さい」

勇者 「まさかのスルー!?」

勇者 「あ、そうそう。  聞きたい事があるんだけど…」

勇者 「カキン神殿に行くには  どうすればいいんだ?」

宿屋 「………カキン神殿?」

宿屋 「ああ、それならこの町の外れに  ある海岸に行けば船が出てます。  それに乗れば良いでしょう」

勇者 「分かった、ありがとう!」

宿屋 「あ……ちょっとお客さん!」

宿屋 「…あーあ、行っちゃった。  せっかくカキン神殿について  教えてあげようと思ったのに…」

宿屋 「ま、良いか!  さーて、仕事仕事!」

デッデッデッデッデ……

……

~ソコラノ海岸~

魔法使い 「……で、ここから  船が出てるの?」

勇者 「ソースは宿屋だけど  ここから船が出てるらしいよ」

魔法使い 「ふーん……」

勇者 「あ、あれかな!」

勇者 「すみませーん!  カキン神殿に行きたいんですけど  乗せて下さーい!」

船乗り 「ふぇっふぇっふぇっ……  カキン神殿に行きたいのか?」

勇者 「はい!  どうしても行きたいんです!」

船乗り 「……いいだろう。  カキン神殿に連れて行ってやる。  さあ船に乗りなさい」

勇者 「よし!  いざ、カキン神殿へ!!」

勇者達は船に乗り込んだ!!

船乗り 「…………」

船乗り 「フフフフフフ………」

船乗り 「さーて、出港じゃあ!」

船乗り 「………ニヤリ」

こうして俺達はカキン神殿へと 向かう事となった……。

カキン神殿で俺の呪いは 解けるのか!?

賢者 「あれ…私、今回出番無し?」

つづく……。

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公開日 2012/08/01 20:29 再生回数 20

作者からのコメント

カキン神殿編。

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