あんた・・・誰だい? (ウチの学園のやつか?制服同じだし)
ウチの学園の生徒会長だよ。 入学式の時見たろ?
いや、寝てたからな・・・。
はははっ。 それじゃあ改めて自己紹介しないとね。
生徒会長やってます。 沖田 光徳(おきた みつのり)です。どうぞよろしく。
あ、どうも・・・。 俺は新入生の・・・。
いや、君達の話は聞いてるよ。 特に入学初日の事とかね。
え?・・・ハッ! (やべえ、屋上の時の件だ・・な、なんか処分されるんか、俺・・・)
あ、あれは・・その・・・。
はははっ。 話を聞けばどうも向こうが先に手を出したみたいだからね。 処分なんて考えてないさ。
流石っす!生徒会長!
ただ、彼らも生徒会メンバーでね。 下級生の管理は彼らに任せている部分もあるんだ、だから・・・。
(あ、あれ・・・なんか・・・)
あまり秩序を乱すような事をされると・・・今度は何かしら制裁を下さなきゃあいけない。
次に何かあれば・・・分かるね?
ッ!!?
まっ、そうならない事を願って、健全な学園を送って欲しいな、と。 ちょっとした忠告をね。
僕の用事はそれだけさ。
まあ普通に過ごして貰えれば問題ないから。 それじゃあ僕は帰るとするよ。
・・・・・。
あ、そうそう。
よかったら君も生徒会に参加してみないかい?
いや・・遠慮しときますよ・・・。
そう、残念。 君は中々有能だと思ったんだけどね。
まあ、興味があったらいつでも相談に来てよ。 それじゃあっ。
一瞬だけ、凄い殺気だったな・・・。
ああ・・・。 それより、俺らの所に生徒会が来たってことは・・・。
!!
そういえば・・・・。 (電話中) ・・・・・駄目だ、出ない!
俺らみたいに特に何事もなかったらいいけど・・・。 チッ、行くぞ!虹村達の所に。
電話は出るまで掛け続けてみてくれ!
ああっ!
さて・・・私は生徒会副会長の相沢というものだ。 部下が世話になったみたいだな。
その報復って事? あれは向こうが先に・・・。
そういうのじゃない・・・。 アンタを一目見てみたくてね。
それと、勘違いされたくないのさ。 生徒会があの程度じゃないって事をね・・・。
・・・・なんにせよ、アナタが手を出せば学園で問題になるんじゃない?
まっ、少しは融通が利くのさ。 それにここなら人通りが少ない。
さっさと終わせばいいのさ。 さあっ!やり合おうぜっ!!
嫌だと言っても、素直に帰してはくれなそうね・・・。
ザッ・・・。
おっ、目つきが変わったね。 雰囲気出てるじゃないか、ゾクゾクしてきたよ。