え~、つまりこれはそういう心情を表しており・・・では次はクマ君、続きを読みなさい。
はい。 えーと・・・。
うふん くすぐったい だめよ もうすぐままがかえってくるんだからと まーがれっとはいったのだが ぼぶはごういんに・・・
キーンコーンカーンコーン
・・・今日はここまで。 次回までに「キングクリムゾン」の能力についての考察をレポートに纏めてくること。
スタスタ・・ガラガラ、バタン!
ザワザワザワ・・・
よう、昼飯だな。 食堂行こうぜ。
ああ、そうだな。
キャークマクーン、ドコイクノー!
オヒルイッショニタベヨーヨ! ワタシツクッテキチャッター!
ドンッ!
っておい、だから俺は別にはちみつは好物じゃねーって言ってんだろうが! 壺一杯に入れて来やがって!
しかも俺はクマじゃねーつったろーが! 俺の名前は・・・。
キャー、クマクンガオコッター! オコッタカオモカワイイー!
・・・よかったな、人気者になれて。
完全にご当地キャラ扱いだけどな・・・。 あ、このはちみつ結構イケる!
・・・・・。
む? おーい、よかったら虹村もこっちで一緒に飯食わね?
!?
・・・・い、いい。 何かはちみつ臭いし、近寄らないで。
スタスタスタ。
ツンツンですな。
そうですな。
もう入学してある程度経ってるんだけど、虹村が他の奴と話してるの見た事ないな。
なあ、虹村ってどうなんよ?
ウーン・・・ナンカイツモムスットシテテスコシコワイシー
コノマエハナシカケタラシカトサレチャッテー ショウジキミンナアマリヨクオモッテナイカモ・・・
ダヨネー、ダイダイアイツノセイデオレアヤウクオカマニサレソウニナッテー
お前それ実際読みづらいからな・・・。
まっ、あいつがどうなろうと俺の知ったこっちゃないって事だな・・・。 あっ以外にこのはちみつご飯に合うかも!?
はちみつ臭え・・・。
(放課後)
よっし! 今日のお勤め終わり! さー今日は家で2mのカマキリと・・・。
おっ。 お疲れー虹村。
・・・・・。
スタスタスターーー
ちょっ、お前あいさつくらい・・・。
まあまあ。
チッ。 ほんと感じわりーよな、あいつ・・・帰ろうぜ。
あっ、そこの二人ちょっと待ってー!
ん?
あ、あの・・・。 ちょっといいかな?
き、君は! 隣のクラスで一番可愛いと噂のの高宮詩織(たかみや しおり)さんじゃないかー!!
か、可愛いって・・その、ありがとう・・・。
どうしたの? もしかして俺を誘いに・・・。
い、いやっその・・・。
どけっ消えろ!話が進まん!
で、どうしたの?高宮さん。
えーと、二人に頼みがあって。
頼み?
実はね・・・。
(説明中、説明中)
・・・という事なんだけど。
つまり、前の学校でヤンキーに絡まれてる所を助けてもらって、そのお礼が言いたいから協力しろと。
う、うん。 駄目・・・かな?
駄目っていうか・・・。 お礼くらい普通に言いに行けばいいんじゃね?
いくらあいつでもそんくらいは聞く耳持つだろ。
そ、その・・・やっぱり一人だと少し怖いというか・・・。
それと・・・その。
友達にも・・・なりたいかなって。
へー。 あのムッツリと友達になりたいとか物好きだな。
まーいいじゃねえか、協力しようぜ。 (そしてそれを機に高宮さんと仲良く・・・。)
お前はゲロ臭ぇ下心がプンプンするな・・・。
友達になれるかどうかは高宮さん次第だと思うけど・・・お礼を言う協力くらいはするぜ。
今日は虹村帰っちゃったから、また明日放課後すぐにウチのクラスに来てくれよ。
う、うん!わかった! ありがとう!! ・・・変な事頼んじゃってごめんね。
気にしないでよ。 それに、俺たちも今日から友達になろうぜ。よろしくな、高宮さん。
うん!仲良くしようね!
(何気に上手い入り方するな、こいつは・・・)
じゃあ、まあせっかくだから一緒に帰ろうよ。 色々話も聞きたいし。
うん! じゃあ帰りの支度してくるからちょっと待ってて。
さて、何か変な事になっちゃたけど・・・。
イイ子だと思うぜ。 協力しても罰は当たらんだろ?
まあ、いいけど・・・。 とりあえずは明日だな。
そうだな。 あ、高宮さん来たぜ。
(高宮) おまたせー!
(次郎) よーし、帰ろうぜー。 ホラ、お前も。
今行くわー。
(さて、どうするか・・・)