“マジカル☆羞恥 プロローグ”

(……ひろ君)

……ふー。

(今日もとっても可愛いわ……お姉さん、興奮しちゃう!)

なぁひろ。あそこにいる人って……お前の知り合い?

えっ? どこどこ?

ほら、あそこの女の人……上級生かな?

(えっ!? ひろ君が私を見てるっ! いやっ! そんな可愛い顔で私を見ないでっ!!)

えー、どこだよ。誰もいないじゃないか。

(やんっ……膨れた顔もとってもいいわ……だめだよひろ君……そんなに見つめられたら……私……)

……あれーおかしいなぁ。さっきまであそこに人がいたはずなのに……。

今日は午前中授業だったし、学校に残ってるの、宿題忘れて掃除させられてる僕らくらいなんだよ?

(さぁひろ君っ! 私の事怒って! 怒られてる私の姿を見てぇっ!!)

まぁいいや。それよりもとっとと帰ろうぜ。これだけ綺麗にすれば文句ないだろ。

そうだね。帰りにどこか寄って行こうよ。

(あれ……ひろくーん! どうしてお姉さんを無視するのーっ!)

(……?)

……!

あれ……何か……変……。

私の腕……消えてる……!?

ど、どういうこと!? それに足も髪の毛も……一体……!?

!!

……鏡に……洋服だけ写ってる……。

私……透明人間になっちゃったの!?

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Posted at 2012/09/28 23:48 Viewed 15 times

From Author

恥ずかしくなると魔法が使える少女が主役の何か。巫女の息抜きに。1話を無理やりプロローグに変えたから中途半端かも。

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