“ラノベ作家(笑)2”

誰も待ち望んでなかろうとも、 ただ書きたいから書くのだ!

作品を作るにあたっての大事なこと、思ったことを徒然なるままに書いてみる。

第2弾。 はじまりはじまり~。

前回は「設定に矛盾が出ないように」という話をした。

今回は 「キャラクター」 について話そっか。

小説に限らず、物語を作るうえでは切っても切れないのが登場人物。すなわちキャラクターね。

とくにライトノベルにおいては・・・ 「いかに魅力的な個性あるキャラクターを書けるか・登場させられるか」が 成功のカギを握っていると言っても過言ではないのだよ。

ライトノベルはキャラが命・・・

まぁ、それも成功を目指すための要素の1つに過ぎないから、それだけでもダメなんだけどねー。

ひと昔前に 「アイドルは歯が命!」 なーんて謳い文句があったけどさ。

歯並びが綺麗だからってだけでそのアイドルを好きになる人なんて、決して多くないでしょ?

・・・「歯並びフェチ」?

もちろん趣味嗜好なんて人それぞれだから、そういう人もおそらく少数ながらいるだろうけどねー。

でも2次元・3次元とも、誰かを好きになるっていうのは 「相手の色んな要素を加味して、総合的にその人を好きになる」わけだから。

なんだか難しい分析用語が出てきた。

うーん。 たとえばだけどさ、誰かに一目惚れしたとするよね?男女問わず。

その人の顔や体型、行動や声や趣味など、まぁなんでもいいんだけど。 どこか自分の琴線に触れた部分があって、相手が視界に入るたびドキドキしてしまって。

甘酸っぱい恋愛劇。

けれどその人のこと (内面・裏側・本音・趣味) をどんどん詳しく知っていくと、 「自分とは合わないなぁ」とかもあったりするわけで。

まぁよくある。

それら自分にとって把握できることを全部まとめて 「この人はこういう人間なんだろうけど、自分は好きになれるかどうか?」 って無意識に検討してみるんだよね人間って。

人間はわりと打算的・・・。

プラスマイナスを表すメーターみたいなもんなんだよね。

プラスを「好き」、マイナスを「嫌い」なポイントだとして、その人について知っていくごとにポイントを増減させていって・・・最終的にメーターの針がプラスマイナスどちらのゾーンに向いているか、みたいな。

たとえば見た目がカッコよくて好みだとしても、理不尽な暴力を振るってきたり、罵倒したり蔑んだり。

「好きになった要素のポイント」を、 「その人を嫌いになるポイント」が 数とか内容的に上回ったとしたら、 総合的にはその人のことは『自分の中では嫌いな人』にカテゴライズされるっしょ。

人間として普通・・・。 (特殊な性癖の人もいますが)

良い要素だけを持っている人なんているわけがなくて、 誰しも「他人から見たらマイナス要素」な部分を持っているはずだから、キャラクターを作る時にはそこに注意しないとね。

結局はプラスとマイナスの兼ね合いです。好かれるキャラクターにしたいなら、マイナス要素も見せつつ、それを上回る・帳消しに出来るだけのプラス要素を持たせてあげればいいわけで。

けど避けたいのが、キャラに 「プラス要素しか持たせない」ことだね。 これ、初心者とかはよくやっちゃうんだけど。

好かれて欲しいキャラ・自分が好きなキャラを作ったときに、 そのキャラの良いところだけを羅列してしまうっていう。

完璧で文句のつけようがない優等生は嫌われやすい・・・。

そういうことだね。

ちょっと欠点があったりするキャラの方が、良いところとのギャップも感じられたりして好感触だよね。

主人公を理不尽な暴力と罵倒。 殺傷しかねない兵器で全力攻撃。 ヒロインがこっそり本音を漏らしても 「ん?なんだって?」と聞き返す 難聴で鈍感な主人公

けれどなぜかたいした理由も描写されず相手にベタ惚れしていて、その気持ちが揺らぐことはないとかね。

設定ありき・・・。

キャラとして 「薄っぺらい」 ということですね。

作者の技量不足・・・?

理由とか、そこに至るまでの過程や心情が描写されてればいいんだけどね。 「AはBに惚れる!」っていう設定だけ決めてキャラを動かそうとするから、そういうことになるわけで。

いわゆるご都合主義。

「キャラクター」について話そうとすると、どうしても長くなっちゃうから、今回はここまでにしよっか。

「キャラクター」っていう作品を作るための要素はとっても深くて広いから、まだまだ語れちゃうからね。

またの機会にでも。

読んでくれてありがとうでした。 続くかはわからないけど、続いたらまたよろしくですよ。

まとめ:キャラクターを書く時は 「人として薄っぺらく」ならないように注意する。

まったね~。

続くかもね。 おしまい。

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Posted at 2012/04/19 18:03 Viewed 381 times

From Author

ヒロインたちが「ヒドインズ」と呼ばれてしまっているラノベもあったりするみたいです。どこのISとは言いませんが。

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