私は黒羽麻比呂。
アタシは黒羽ねこみだよ~(=‘x‘=)
それで? 特に交流もないというか、そちらとはライバル的な関係の黒羽家に何か用が?
そだよね~。 不思議~。
今から話す事は、重大機密とも言える事です。貴女がたは黒羽の中でも特に優秀と聞きます。どうか、我ら長老組の願いを成就してもらいたい。
まずは、お話を聞かせてもらいたい。 返事はそれからです。
そうニャ!そうニャ!
では・・・。 長くなりますがお話させていただく。
この世界・・・。いわゆる宇宙と呼ばれるものがいつからあるのか、そして神という存在とはいつからあったのか我らには想像もつかないし、又、解明もされていない・・・。
一人の少女が誕生したのです。 神が存在をなしたと同時に少女も存在をなした。
少女は神が最初に創ったとされるアダムやイブとは存在自体が違った。 神か悪魔か宇宙の意志なのか・・・。
やがて、地球が生まれ生命が誕生した。 少女は何か行動を起こすことなく、ただそこにいた・・・。
人はまだ誕生はしていなかったが、植物や海、微生物。そういう存在が生まれていた。少女もいた。
時が過ぎ、少女が突然、行動を開始した。 それは・・・、神を殺すこと。
神を殺す? でも、そんなことしたら世界は混沌に飲まれるわ。
そだよね~。 猫さんが死んじゃうよ~(´;ω;`)
「ラグナロク」というのを知っているかね?
ええ。 北欧神話に出てくる「世界における終末」「神々の黄昏」とかっていう・・・。
ニャ? それって美味しいの?
ε-(´ω`●)ハァ・・ アンタは黙ってなさい!
フニュ~ρ(・ω・、)イジイジ
正確にはラグナロクではありませんが、それに似たようなものです。 少女自体がラグナロクの様な存在なのです・・・。
少女に流れている血は、「神殺し」の血なのです。
だけど、私の知る限りそんな少女の報告は聞いたことがないわよ。
それは我らにも予想がつかないのです。 少女は神を殺し尽くすと永い眠りにつくのです。そしてある時、目を覚まし同じ事をする・・・。その繰り返しです。
今回は16年前に目を覚ましています。
今は何を?
今は特に動きもなく学校に通っています。
学校?! 何それ? のんきね┐(゚~゚)┌
我が当家の守り神は狼の神なのです。 名は紗羅といいまして、そのガードは龍堂家の双子がしております。
その双子が生まれたと同時に少女も覚醒したのです。偶然か必然かは、分かりかねますが今はその双子と一緒に行動しております。
じゃあ、その紗羅ってのは神なんでしょう?神殺しといて何で平気な訳?
そもそも何で七龍がそんな子、管理してんのよ?
下手したらその神様、殺されちゃうよね?
・・・それが何故か、紗羅様には神殺しの血が反応しないのですよ。 それに我が当家が管理し始めた経緯も不明なのです・・・。
あろうことか紗羅様は少女を溺愛する始末。
なんで神を殺すわけ?
・・・神とて永く存在すれば傲慢になる者も出てくるそうです。それを排除し新たな神を誕生させる事が目的だとか。
それで何をして欲しい訳? まさか殺せとか?
えっ! 戦うの? 殺しちゃっていいの?o(^O^*=*^O^)oワクワク
おだまり! バカねこヽ(`Д´)ノ
ギニャー!! バカじゃないも~ん・"(>0<)"・
失礼。 続きをどうぞ~♪
少女は殺すことは不可能。 アレは不老不死なのです・・・。 神さへ殺せない絶対的存在。
は?! なにそれ! 神も殺せないのにどうしろと?
ですので封印して欲しいのです。
封印? 出来るわけ?
はい。 ここに少女の血を媒介にして作った札があります。これならば封印が可能なのです。1枚しか用意出来ませんでしたが。
チャンスは一度ってこと? ・・・厳しいわね。
ダイジョブだよ~♪ アタシたち強いもん!
名前は?
ナスカといいます。
・・・。
依頼、受けてあげる。 こっちだってそんなのに起きていられたら困るもの。
黒羽の方にも今の全部話すけどいいわよね? じゃなきゃ無理だもの。
(ノ゚ο゚)ノ オオォォォ-! 受けてくださるか!! もちろん話しても構わんよ。
これでやっとアレともおさらばできるわい! 何卒、頼みましたぞ!!
あ~、はいはい・・・。 私たちはこれで失礼させてもらうわ。
ニャハハ!バイバ~イ♪
(ザワザワ) フン!小娘どもが、いい気になりおって。 まったくですな!
あ~、疲れた。 ジジイどもに気を使うのはこれだから、嫌なのよ!
やっと、ご飯の時間だー!!
・・・そうね。 帰る前に何か食べましょうか。
これから忙しくなりそうね(*´∀`)クスクス
楽しみ~(ノ∇≦*) キャハッッッッ