“その少女は世界をころす 16”

わ~、綺麗! 今夜は星が沢山、出てるね~♪

満天の星空ってやつだな♪

こういうの見るとワクワクしてくるよ(´▽`)

・・・。

どうしたの?

紗羅って何の神様なんだ?

ボクは狼の神様だよ! カッコイイでしょう(´∀`*)

狼!?スッゲ~!カッコイイな♪ やっぱ、狼に変身できるのか? o(^O^*=*^O^)oワクワク

もちろん! この姿は仮の姿だからね。 本来は真っ白な狼だよ♪

大きいのか?今度見てみたい!

いいよ~(´∀`*) 大きさは全体で10mは軽くあるよ♪

マジで!? 大きいんだな!

神様ですから! 今度、皆のこと乗せて飛んであげる♪

ヽ(`∀´)ノ ウヒョー 楽しみ~(´▽`)

エヘヘ♪ それにしても本当に綺麗だね(´∀`*)

・・・なあ、紗羅。 さっきは青い顔してたけど、どうしたんだ?

え?

俺、馬鹿だから難しい事は分かんないけど、相談くらいならのれるぜ! よかったら、話してみてよ(^_^)

雷樹・・・。

ありがとう! キミは本当に、いい子だね(´∀`*)

そうかな?別に普通だよ。友達が困ってたら助けてやりたいじゃん!

友達か・・・。

友達だ。

うん、あのね。 変な夢なんだけど何故か悲しくなる夢を見たんだ・・・。

うん。

ボクは真っ暗なとこにいるんだけど、しばらくすると声が聞こえてくるんだ。

声? 何て言ってるんだ?

それが、途切れ途切れで分かんないんだ~。その内、その声が泣き声に変わってそこで目がさめちゃうんだ。 もう、何回も見てるのに・・・。

う~ん、謎だな~。

オマケにその夢を見ると必ずナスカと出会った時のことを思い出すんだよね・・・ε-(´ω`●)ハァ・・

ナスカ?

Σ(´Д`;) うあ゙ しまった!口が滑った!!

教えて教えて!

(。-`ω-)ンー どうしようかな~。

教えてくれないの?(´・ω・`)ショボーン

雷樹だったらいいかもね・・・。

・・・その代わり、他言無用だよ? ナスカが悲しがるから。 もし喋ったらキミの事、食べちゃうからね!

ブ~! 俺ってばそんなに信用ない?

念のため!

約束する!

じゃあ、話してあげる。 あのね・・・。

C= (-。- ) フゥー (つい遊び過ぎちゃった。人間の姿も楽じゃないな~。 さて、帰ろうかな。)

ん?あれって、人間かな。

やっぱり、そうだ。 ね~、大丈夫?

ウッ!ここは・・・?

え~っと・・・。 ごめん、ボクにも分かんない。

(フラフラ) ・・・。

あ!待ってよ!! そんなにフラフラしてたら危ないよ!

私に構うな。手を離せ・・・。

ダメだよ!一人じゃ危ないよ。 キミはどこの子?家まで送るよ。

・・・家なんてない。 私はどこの子でもない。

まさか、記憶喪失!?

違う。 私のことは放っておいてくれ。

絶対に嫌だ!

離せ! 一体、何処へ行くというのだ!!

ここなら誰も来ないから平気だよ。

なんなのだお前は!

あ、自己紹介がまだだったね。 ボクは紗羅! キミは?

・・・ナスカ。

ナスカか~。いい名前だね♪

・・・別に。 というか、もう逃げないから手を離せ。

うん。

フゥ(o´Å`)=з 急に走ったから疲れた・・・。

・・・。

人の顔をじっと見つめるでない!

あ、ごめん。 んー・・・。

言いたい事があるなら、はっきり言え!

何か、キミって不思議な感じがする。

なんていうのかな・・・。 ゾワゾワっていうか、ドキドキっていうか。よく分からないけどそんな感じなんだ。

・・・。

どうしたの?

どこに住んでたか思い出した。世話になったな、さらばだ。

は?

って、ちょーっと待ったーー! そんなみえすいた嘘は通じないよ。

嘘じゃない、帰る。

急にどうしたの?

どうもしない。私は帰りたいだけ。

自分には家はないって言ってたじゃないか・・・。

お前の聞き間違いだ。私はそんな事は言っていない。

言ったよ!

言ってない。離せ。

嫌だね、離さない。

離せ!

嫌!

この!(-`ェ´-怒)

危ないから暴れるなってば!

ええい!離せ!! (ガラ) え?

危ない!!

キャッ!

(落ちる!)

あ・・・れ?落ちてない・・・。

だ、大丈夫!? 今、引き上げるから! よいしょ、よいしょ!!

お前・・・。

ゞ(´Д`q汗)+・. よかった~!

何故、助ける?

なんでって、そんなの当たり前だよ。

当たり前・・・。

何故、ゾワゾワしたりドキドキするか教えてあげる。

え、あ、うん。

それは・・・、私が神殺しだからだ。

はい?神殺し????

そうだ。だから神であるお前の中の血が反応したんだ。

なんでボクが神様だって知ってるの!

私の中の血が教えてきた。

・・・じゃあ、元に戻っても平気かな。よっと!

それが本来のお前なのだな。 しかし、不思議だ・・・。

何が?

神殺しの血が騒がない。こんなことは初めてだ。

血が騒ぐとどうなるの?

殺したくてたまらなくなる。逆らおうとすると今度は体中がまるで八つ裂きにでもあったかのように激痛が襲う。

そんな・・・。 でもなんでボクは平気なのかな?

分からない。 こんな事は初めてだ・・・。

う~ん、いくら考えても答えは出ずか。

ねえ、ナスカはこれからどうする気?

分からない。

あのね、一つ提案があるんだ~♪

という訳で、強引にさらって来ちゃったんだ。

それでどうなったんだ?

餌付けしたり~、ナデナデしたり~、とにかく絆を育んだって感じかな♪

・・・そっか。 話してくれてありがとな!

お礼を言うのは、こっちだよ。 真剣に聞いてくれてありがとう。

話したらスッキリしゃった♪ さて!寝ようかな(^_^)

そうだな。寝るか♪ おやすみ紗羅!

オヤスミ、雷樹!

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Posted at 2012/10/26 02:10 Viewed 15 times

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少年はある日、その少女と出会う。そして世界は動き出す・・・。   ※文才というかこういうの初めてなので、更新、遅いかもだけど観てやってください!

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